二年前の街子である。 大学を卒業する際、四年間幽霊部員であった美術部の卒業展示に誘われた。絵はよく描いていたのだが、そうではなく、写真を撮ってみようと思った。それが一番最初の写真である。モデルはわたしで、撮影は友達。 カメラなど上等な機械は…
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